PCR検査についてのよくある質問にお答えします

PCR検査 質問

新型コロナウイルスの感染拡大が勢いを増している中、今後PCR検査を受けることになる方も多いかと思います。
ここからは、PCR検査を受けたことがない方に向けて、PCR検査に関するよくある質問にお答えしたいと思います。
同じような疑問を抱いている方は、ぜひ参考にしてください。

PCR検査に痛みはある?

PCR検査の方法には、主に鼻咽頭ぬぐい液と唾液による検体採取が用いられています。
鼻咽頭ぬぐい液は、鼻の奥にスワブという綿棒のようなものを入れ、喉の粘膜を採取して検査を行います。
かなり奥の方までスワブを挿入するため、人によっては強い痛みを覚える場合もあります。
一方、唾液による検体採取は、綿棒を口に含むスワブ法により、簡単に実施できます。
鼻咽頭ぬぐい液と比べて、痛みや違和感を覚えることもほとんどありません。
また、唾液は自己採取が可能なことから、病院や診療所で採取する必要がなく、医療従事者への感染リスクが発生しないというメリットもあります。

PCR検査費用は医療費控除できる?

医療費控除は、自身あるいは生計を共にする家族等の医療費について、一定の額を超える場合はその金額に応じた所得控除を受けることができる制度です。
また、医療費控除の対象となる医療費は、医師等による診察や治療のために支払った費用、治療や療養に必要な医薬品の購入費用などですが、PCR検査費用を医療費控除できるかどうかは、その検査の目的や検査結果によって変わってきます。
例えば、医師や保健所の判断でPCR検査を受ける場合、上記の対象費用にあたるため、医療費控除を受けられます。
ただし、医療費控除の対象となるのは、実際に自分で支払った医療費に限られるため、検査費用、判断料の補助を受けた金額は控除できません。
ちなみに、自主的にPCR検査を受けるケースでも、結果が陽性だった場合、その検査は治療に先立つ診察と判断されるため、医療費控除をすることが可能です。
一方、症状を伴わない方や帰国者、濃厚接触者に該当しない方が自主的にPCR検査を受ける場合は、原則としてこちらの費用を医療費控除として扱うことができません。

PCR検査を受けるための条件は?

病院に直接来院してPCR検査を受ける場合、原則何も症状がなく、かつ濃厚接触者でないことが条件になります。
逆に、咳や発熱、強い倦怠感や嗅覚、味覚異常など、症状のある方、濃厚接触者とされる方は、直接来院しての検査ができないことがあります。
ただし、オンライン診察での検査は可能なため、困っている方は一度病院に相談してください。

PCR検査はなぜ時間がかかる?

医療機関でPCR検査を受ける場合、検査結果が出るまでには通常1~2日程度かかります。
また、なぜ結果が出るまでにこれだけ時間がかかるのかというと、1つはPCR検査を行う場所と、判定を行う場所が異なることが挙げられます。
PCR検査でもっとも時間がかかるのは、検体を移動させる時間と言っても過言ではありません。
検査を行う場所は、病院やクリニックなどの医療機関であることが多いですが、ほとんどの医療機関は自前では判定しません。
判定をするのは検査期間になるため、検体をそこまで運ぶ必要があり、移動時間はそのまま待ち時間になってしまいます。
また、検査に時間がかかる他の理由としては、判定作業に通常2~4時間程度かかることも挙げられます。
具体的には、検体から遺伝子を抽出するのに1~2時間、PCR装置にかけ、結果が出るまでにさらに1~2時間かかります。

まとめ

ここまで、PCR検査に関するよくある質問にお答えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
オミクロン株の感染拡大に伴い、今後PCR検査を受けるかもしれないことを考えると、なるべく事前に疑問を解決しておくことは重要です。
そうすることで、スムーズに検査を受けることができ、検査後の手続きで生じるトラブルも防止できます。

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