PCR検査を受ける方必見!~検査に関する細かい疑問~

ここ最近は無症状の方がPCR検査を受けるケースも多く、どのような検査なのかについては、以前よりだいぶ浸透しつつあります。
しかし、いまだにPCR検査に対する細かい疑問を持っている方は少なくないかと思います。
ここからは、PCR検査について知りたい個人や法人のために、細かい疑問を解決していきます。

PCR検査を即日行うことは可能?

自身に症状はないものの、職場でコロナ陽性者が出た場合など、すぐにPCR検査を実施し、自身が陽性か陰性かを明確にしたい場合、即日検査を希望する方もいるかと思います。
結果からいうと、PCR検査を即日行うことは可能です。
クリニックや専門の検査センターにおける予約フォームで、当日の予約枠が空いている場合、数時間後には検査できますし、午前中の検査であれば、結果も当日判明する可能性が高いです。
また、現在は予約なしのPCR検査場も増加しているため、急いでいる方は、最寄りの検査場の混雑状況などを確認した上で利用することをおすすめします。

ワクチン接種後にPCR検査を受けると陽性になる?

世間には、コロナのワクチンを接種した直後、PCR検査を受けることによって、結果が陽性になると考えている方も多いです。
しかし、こちらの認識は間違いであり、ワクチンが原因で結果が陽性になるということはありません。
あくまで、コロナに感染している場合のみ、陽性と判定されます。
ちなみに、抗体検査の場合、ワクチン接種によって抗体ができていれば、結果は陽性となります。

PCR検査は税務上、経費計上ができる?

一旦検査費用を負担し、従業員にまとめてPCR検査を受診してもらおうとする企業は、
こちらの費用が経費計上できるのかについて気になる方思います。
PCR検査費用については、福利厚生費として経費計上することが可能です。
ただし、一部の人物に限定して検査費用を負担したり、検査費用を明らかに上回る金額を支給したりした場合は、福利厚生費ではなく給与手当に該当する可能性もあるため、注意してください。
ちなみに、“一部の人物に限定して検査費用を負担する”というのは、すべての従業員や正社員のみを対象として実施するような、明確なルールに則った人物を対象にしたものではなく、企業の役員のみのような特定の人物に限定した場合を指しています。

ビジネス渡航に伴うPCR検査は保険が適用される?

ビジネスが目的で渡航する際、事前にPCR検査を受けたいという方もいるかと思いますが、こちらの検査費用には、残念ながら保険が適用されません。
検査費用を自己負担することで、初めてPCR検査を受けることができます。
ちなみに、自己負担でPCR検査場を選ぶ際には、提供される検査の内容、費用、検査結果の通知に要する日数など、基本的な事項を細かく確認してください。
特に、費用に関しては、複数の検査場を比較することをおすすめします。
また、検査場によっては、PCR検査を行い、その結果を通知するのみで、医師の診断を伴わない場合もあります。
このような場合、たとえ検査結果が陰性であったとしても、医師により感染していないと診断されない限りは、必ずしも感染していないとは言えないことを理解しておきましょう。
ちなみに、医師による診断を伴わない検査で結果が陽性の場合、検査場に提携医療機関があるのであれば、検査を受ける方の同意に基づき、検査場から医療機関に検査結果が報告されます。

まとめ

ここまで、主に今後PCR検査を受ける方のために、検査に関するさまざまな疑問を解決してきましたが、いかがでしたでしょうか?
PCR検査の細かい内容やルールに関しては、実際検査を受ける直前までチェックしていない方も多いと思います。
しかし、直前に知識を詰め込もうとしすぎると、思いの外費用がかかるといったトラブルにもつながりかねないため、前もってPCR検査について知るための時間は設けておくべきです。

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