PCR検査の結果によっては、その後の過ごし方が大きく変わってきます。
また、結果の報告待ちをしている間には、今後のことを想定してさまざまな準備をしておかなければいけません。
今回は、これらのポイントについて詳しく解説するとともに、現在非常に多くなっている自宅療養の正しい仕方についても解説します。
PCR検査後、結果が出るまでの準備について
PCR検査を受けた後は、検査機関からの結果報告を待つことになりますが、陽性だった場合には、報告時にさまざまな質問をされる可能性があります。
そのため、結果を待っている間に以下の情報をまとめておき、スムーズに質問に答えられるように準備しておきましょう。
- いつから、どのような症状があったか
- 症状が出た日の2日前から、マスクをせずに15分以上会話や会食をしたことがあったか
- 症状が出た日の2週間前から発症日までに、会食をしたことや換気の悪い場所で過ごしたことがあったか
- 症状が出た日の2週間前から発症日までに、症状のある人と接したことがあったか
- 緊急連絡先
また、症状がひどい場合は、PCR検査後に病院または宿泊施設で療養することも考えられます。
検査結果待ちの間には、このようなケースに備え、以下のような病院、宿泊施設に持参するものを揃えておくことをおすすめします。
- 現金
- 保険証
- 服用中の薬
- おくすり手帳
- 寝間着
- 部屋着
- タオル
- ティッシュ
- マスク
- 歯ブラシ、歯磨き粉
- シャンプー、リンス、ボディソープ
- コップ
- スマートフォン
- 充電器
- 着脱しやすい履物
- 筆記用具 など
ちなみに、病院や宿泊施設への差し入れは禁止されている場合があるため、必需品は特に忘れないよう注意してください。
PCR検査陽性だった場合の過ごし方について
PCR検査の結果が陽性であった場合、医師の判断により、前述の通り入院または宿泊施設で過ごすことになります。
一方、症状がない場合は、基本的に自宅療養となります。
こちらは、比較的元気な方を対象に、自宅を病院として療養に専念してもらうことであり、単身者の方と家族がいる方とで、微妙に過ごし方は変わってきます。
正しい自宅療養の仕方について
PCR検査陽性に伴い、自宅療養をすることになった場合は、隔離が解除されるまで外出してはいけません。
また、同居する方がいる場合、その方とは生活空間を分け、極力個室から出ないようにしましょう。
もし、部屋を出るのであれば、手をアルコールで消毒し、マスクを着用してください。
その他、部屋の窓を常時5~10cm程度空けて換気することも大切です。
こちらが難しい場合は、感染している方がいる部屋、同居する方がいる部屋を別々に1時間に1回、10分程度窓を大きく開け、空気を入れ替えます。
24時間換気システムや換気扇(レンジフード)の活用も効果的です。
オミクロン株は、これまでよりも感染力が高いとされているため、これらの基本的な対策を1つ1つ確実に、組み合わせて行うことが重要です。
単身者の方は、基本的に消毒などは不要ですが、日常的な清掃を行い、清潔な環境で過ごすことを意識しましょう。
ちなみに、これまで一切症状がなかったにもかかわらず、自宅療養中、急に体調が悪くなることも考えられます。
このような状況になると、自宅療養から入院や宿泊施設での療養に切り替えることもあるため、念のため先ほど解説した療養先に持参するものを準備しておきましょう。
まとめ
ここまで、PCR検査後に必要な準備、陽性だった場合の過ごし方や自宅療養の方法について解説してきました。
陽性と判定された場合、不安になる方も多いかと思いますが、前もって必要な準備を済ませ、その後も正しい過ごし方を心掛けていれば、よっぽど症状がひどくない限り、重症化する可能性は低いと言えます。
そのため、まずは冷静になって、目の前のすべきことに専念しましょう。