新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株は、世界中で爆発的な感染拡大を見せていて、日本国内でも全国各地で過去最大の感染者数を更新しています。
このような状況の中、利用される機会が増加しているのが、抗原検査キットです。
今回は、抗原検査キットの概要と購入場所、商品の選び方について解説したいと思います。
抗原検査キットの概要
抗原検査キットは、新型コロナウイルスの抗原があるかどうかを迅速に判定できる検査キットです。
唾液や体液、粘膜などの検体を用いて検査するもので、検査に必要なものはすべてセットになっています。
軽度の症状を自覚した際に、それが新型コロナウイルスによるものである可能性があるかどうかを把握し、適切な行動につなげることは、感染拡大を防止するため立派な対策です。
そのため、抗原検査キットはあらかじめ家庭に常備しておき、症状があるときはセルフチェックすることを習慣づけましょう。
抗原検査キットの購入場所
抗原検査キットは、ドラッグストアや雑貨店といった実店舗、Webサイトで購入することができます。
ただし、これらの場所で購入できるのは、厚生労働省の認可を受けていない“研究用”の検査キットです。
研究用キットは、品質に少しバラつきがあり、感染しているにもかかわらず、抗原を検出できないいわゆる偽陰性が発生しやすいとされています。
一方、厚生労働省の認可を受けている“承認済み”の抗原検査キットは、非常に高品質であり、基本的には信頼度の高いメーカーから販売されています。
ちなみに、承認済みキットは、薬局で薬剤師の指導を受けなければ購入できません。
その他の実店舗やWebサイトなどでは販売されていないため、購入したい方は直接薬局まで足を運んでください。
抗原検査キットの選び方
抗原検査キットを選ぶ際は、必ず信頼できるメーカーのものを選びましょう。
取扱数や高評価の口コミが多い抗原検査キットは、検査の方法が簡単であり、なおかつ検査結果の信憑性も高いものが多いです。
また、これから抗原検査キットを購入するのであれば、必ずオミクロン株に対応しているものを購入すべきです。
オミクロン株は、従来の新型コロナウイルスと比べて感染力が非常に強く、重症化のリスクは少ないものの、わずかな外出などで感染する可能性が大いにあります。
そのため、オミクロン株対応の抗原検査キットを常備し、いつでも検査できる状況を作っておくことは重要です。
その他、抗原検査キットを選ぶ際には、使用期限にも注目しましょう。
コロナ禍の長期化により、販売されている抗原検査キットの使用期限が切れてしまっているというケースは、全国各地で見られます。
商品によって多少異なりますが、抗原検査キットの使用期限は、一般的に6ヶ月～24ヶ月とされています。
ちなみに、こちらは外箱に記載されているため、必ず使用期限内のものを購入するようにしましょう。
抗原検査キットはすぐ購入できるとは限らない
現在、新型コロナウイルスは過去最大の感染拡大を見せていて、抗原検査キットの数はかなり不足している状態です。
小児科では希望する患者の検査が十分にできない状況になっている他、医薬品卸売会社でも在庫がほぼなくなり、入荷の目途が立たない状態になっています。
そのため、承認済みキット、研究用キットにかかわらず、今すぐ購入できるとは限らないため、注意してください。
まとめ
ここまで、抗原検査キットの購入場所、商品の選び方を中心に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか？
オミクロン株の勢いは衰えることなく、現在はどれだけ対策を取っていても、感染リスクを下げるのが難しい状況が続いています。
そのため、もし供給が需要に追い付くことになれば、なるべく早く薬局やWebサイトなどで抗原検査キットを購入し、常備しておきましょう。
